美大志願者・入学者数の割合

さて、美大志願者(私大上位2位校:武蔵野美術大学多摩美術大学)の数が18歳人口の数に対してどのような割合なのかを見てみましょう。
データは、武蔵野美術大学と多摩美術大学が公開している「2016年」の「一般入試・センター入試・推薦入試」の志願者数と、文部科学省が公開している2016年の18歳人口との比較です。
まずは、2016年度入試の受験者数。大学公開のデータによると、武蔵野美術大学の一般入試の志願者数は、3274人。多摩美術大学の全体志願者数は、3186人。両大学とも3000人以上の受験生が「一般入試」を受験しています。
これらの数に、複数学科の併願やセンター入試枠、推薦入試のみの志願者等も考慮すると、概ね3500人が美大受験者をしていると考えられます(120万人に対して数百人程度の数の増減は誤差程度のものなのでキリの良い数を採用します)。
18歳人口統計に見る美大受験」で表記した通り、2016年あたりの18歳人口は120万人程度。そうすると、上掲のグラフ(左側)の通り、美大受験生の18歳人口に対する比率は、「0.3%」となります。
なお、18歳人口の全体数と「美大入学者数」で統計を取り直したのが、右側のグラフ。美大受験生の18歳人口に対する入学者の比率は、「0.08%」。倍率的には、「4倍程度」ということになります。
美大受験生がいかに超少数派、超マイノリティーであるかがご理解いただけるのではないかと思います。これは、美大受験が「特別」であるということを意味します。
つまり、美大受験では一般大受験のセオリーが通用しないのです。一般大受験に対する考え方のまま美大受験に望むことは、合格から遠ざかる結果になってしまいます。
ですから、美大受験を志すお子様をお持ちの保護者の方々には、美大受験にふさわしい、「特別な心構え」が必要です。
それは、「個性」「独創性」を重視することと同一です。わけのわからないブラックボックスではありませんし、客観的なデータや論理的な説明に基づいて証明・対策できるものばかりです。そして、時代の流れを考えると、実は美大受験をすることは、実はお子様の将来に大きな価値をもたらす可能性が大きいのです。

美大受験の心構え6

  • 美大受験生は超少数派。「特別な心構え」で「個性」「独創性」を重視することが美大合格と将来の可能性を導く。